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グラント夫妻に京都賞 [科学]

第25回(2009)京都賞受賞者の決定

表題のとおり、基礎科学部門でグラント夫妻が受賞。ぱちぱちぱち。



フィンチの嘴―ガラパゴスで起きている種の変貌 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

フィンチの嘴―ガラパゴスで起きている種の変貌 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: ジョナサン ワイナー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 文庫



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牧野標本館 [科学]

首都大学東京(何度きいてもおかしな名前だ)の「牧野富太郎からの贈りもの」展へ。京大植物園TODAYを見て仕入れた情報。今日は記念講演会もある。

牧野コレクションが都立大に所蔵されることになったのは、東大がまるごと受け入れることを断ったからとかいう話もあり、いろいろ興味深いことであった。受け入れ当初は新聞紙に挟んだままの状態であったとのこと。

講演会終了後、有志を募って、牧野標本館ツアーがあって、もちろん参加。こちらも非常に興味深かった。
タグ:植物
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「菌類のふしぎ」展と「標本の世界」展 [科学]

東京港野鳥公園の後は、国立科学博物館へ。「菌類のふしぎ」展を見に行く。

菌類というと、どちらかというとやっぱり地味なので、それほどの人出ではないだろうと高をくくっていたところ、当日券売り場からすでに行列。菌類あなどりがたし。で、会場に入ると、やはり人であふれている。止まらないで進んでください状態である。連休の日曜日とはいえなかなかすごい。ヨメは「もやしもん」効果ではないかといっていたが、私はその漫画を知らないのでよくわからない。

とくに人気のあったところを思いつくまま挙げてみると、光るキノコ、顕微鏡、におい体験、触る体験、キノコ標本(なかでも冬虫夏草)あたりか。光るキノココーナーのヤコウタケは2日目にしてすでに弱っていたが、この先だいじょうぶだろうか。触る体験コーナーのアラゲキクラゲはまあいくらでも補充がきくだろうが。キノコのほか、Aspergillus oryzaeはじめ、カビの展示もなかなか充実していた。

[アカイカタケ]
アカイカタケ。キノコ標本には樹脂含浸標本が多かったが、これは実物大レプリカ。標本で色を残すのは難しいとの説明もあった。


国立科学博物館



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老齢林も炭素を吸収している [科学]

老齢林は炭素吸収に関しては平衡状態にあると一般には考えられているが、そうではなく吸収を続けているという話。

Nature News: Old forests capture plenty of carbon
Luyssaert S, Schulze ED, Börner A, Knohl A, Hessenmöller D, Law BE, Ciais P, Grace J (2008) Old-growth forests as global carbon sinks. Nature 55: 213-215.


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鏡の中のカササギ [科学]

カササギは、鏡に映った自分の姿を自分だと認識できるという。哺乳類以外では初だとのこと。カササギの親類のカラスなんかだとどうなのだろう。

Prior H, Schwarz A, Güntürkün O (2008) Mirror-Induced Behavior in the Magpie (Pica pica): Evidence of Self-Recognition. PLoS Biol 6(8): e202 doi:10.1371/journal.pbio.0060202

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プレートテクトニクスと地向斜 [科学]

三中さんのところで、『プレートテクトニクスの拒絶と受容:戦後日本の地球科学史』がとりあげられているが、そういえば私も、日本列島の成立に関する本を(内容をよく確かめずに)買ったところ、地向斜論にもとづいていた本で、面食らってしまったということが90年代になってもあったということを思い出した。


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科学技術振興機構廃止方針 [科学]

科学政策ニュースクリップ: JSTが廃止される…
赤の女王とお茶を: 科学技術振興機構が廃止される?

観測気球なのかも知れんが、それにしてもひどすぎる。

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(その筋に知られることになってしまったので、一行削除。つか<ピー>の<ピー>を<ピー>たからといって、<ピー>その<ピー>に<ピー>するような<ピー>な<ピー>こそ<ピー>なんじゃ<ピー>かと<ピー><ピー><ピー>。)


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今週のNature [科学]

光ファイバーに穴を開けるクマゼミの話題がニュース記事に載っている。

琥珀に封じ込められていた虫から、2000万〜1500万年前のランの花粉化石が見つかったという論文も。


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植物も近親者を認識しているという話 [科学]

news@natureの記事: Plants can tell who's who
元の論文はBiology Lettersに掲載: Kin recognition in an annual plant (オープンアクセス)

別の家系の個体が隣にある方がより競争的に振る舞うという。材料のCakile edentulaは、和名ではオニハマダイコンというそうだ。

元の論文を見てみると、統計的には、対数変換したデータで交互作用を見ていたりして、ちょっと不安が残る。


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Journal@rchive [科学]

最近の「レンズと日々の描写」にて、学術雑誌のPDF化の話がでているが、国内で発行されている学術雑誌に関しては、科学技術振興機構が運営しているJournal@rchiveというのがある。まだ、対象雑誌は少ないが、たとえば植物学雑誌も含まれている(創刊号からすべてというわけではないが)。ちなみに、1巻1号(1887年)の最初の論文は、牧野富太郎による「日本産ひるむしろ属」である。


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