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「菌類のふしぎ」展と「標本の世界」展 [科学]

東京港野鳥公園の後は、国立科学博物館へ。「菌類のふしぎ」展を見に行く。

菌類というと、どちらかというとやっぱり地味なので、それほどの人出ではないだろうと高をくくっていたところ、当日券売り場からすでに行列。菌類あなどりがたし。で、会場に入ると、やはり人であふれている。止まらないで進んでください状態である。連休の日曜日とはいえなかなかすごい。ヨメは「もやしもん」効果ではないかといっていたが、私はその漫画を知らないのでよくわからない。

とくに人気のあったところを思いつくまま挙げてみると、光るキノコ、顕微鏡、におい体験、触る体験、キノコ標本(なかでも冬虫夏草)あたりか。光るキノココーナーのヤコウタケは2日目にしてすでに弱っていたが、この先だいじょうぶだろうか。触る体験コーナーのアラゲキクラゲはまあいくらでも補充がきくだろうが。キノコのほか、Aspergillus oryzaeはじめ、カビの展示もなかなか充実していた。

[アカイカタケ]
アカイカタケ。キノコ標本には樹脂含浸標本が多かったが、これは実物大レプリカ。標本で色を残すのは難しいとの説明もあった。


国立科学博物館



展示全般として、別に生きもの好きでもないうちのヨメもそれなりに楽しんでいたようだし、たぶん一般の人も楽しめるものになっていたのではないかだろうか。ちょっと気になったのは、最初に菌類の分類の解説があって、細菌や変形菌は菌類ではないと説明されているのだが、「もやしもん」の世界は必ずしもそれとは一致していないというあたりか(O-157がいたりとか)。

ちなみに、専門家から見たちゃんとした批評はsakumad氏のところにあるので、参照されたし。

その後、「標本の世界」展へ。閉館時間が迫りつつあるので慌ただしかったが、ひととおり見学。こちらもsakumad氏の批評があるので、ちゃんとした批評はそちらへどうぞ。というかほとんどそちらで語られているのだが、博物館の標本が死蔵物ではなく、現代の研究に役に立つ重要なものであるという点がよく説明されていたように思う。

閉館間際、ミュージアムショップへ行くが、レジにはやはり行列。ひとまわりして退散したことである。


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春分

私は昨日参りました。平日に見たのでゆっくりと楽しめました。
逆にどこが人気なのかはわからなかったです。
うちの奥さんは一応菌の研究室にいたはずですからわかっているはず
ですが、とりあえず二人で一般人らしく楽しませて頂きました。

by 春分 (2008-10-18 18:05) 

hiroki

> 私は昨日参りました。平日に見たのでゆっくりと楽しめました。

それはよかったですね。やっぱり平日がいいですね。


by hiroki (2008-10-19 08:39) 

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