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田中淳夫『森と日本人の1500年』 [本]


森と日本人の1500年 (平凡社新書)

森と日本人の1500年 (平凡社新書)

  • 作者: 田中 淳夫
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 新書


四谷林業とか万沢林業とか、しらない話がいろいろありました。四谷林業は、現在の杉並区あたりでスギの小丸太を生産していたとのこと。万沢林業は、山梨県の万沢でおこなわれていた混農林業とのことです。

また、植生景観のはなしとして、桑畑は昭和初期には71万ヘクタールあったとのこと。自分が前にすんでいた八王子も、昔の地図を見ると桑畑がひろがっていたのですが、現在はごく一部を残すのみで大半は市街地化していました。京田辺では桑畑のあとにモウソウチクをうえたと聞いたような。

[2014-11-01 追記]
著者の田中さんのブログからリンクされましたので、もうちょっと書評っぽいことを書いてみますと、日本の森林がさまざまな人為的影響を受けて成立してきたことが新しい研究成果も取り入れて書かれています。森林・林業の歴史に興味のある人は必読です。



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