Intel MacでWinBUGSを使う (5)

これまでに、CrossOver MacとDarwineを使う方法を考えたが、もっと単純にWineをインストールしてみてはどうかと思いついた。やってみるとうまくいったのでメモしておく。

※ 「Mac OS X上で、WinBUGS+R2WinBUGSを使用する」にも加筆した。

用意したもの

• freetype-2.2.1のソース
• fontforgeのsourceforgeで配布されているバイナリ
• wine-0.9.28のソース

fontforgeのバイナリはそのままインストールすればいいとして、freetypeのビルドには注意が必要である。

export LDFLAGS="-framework Carbon"
export CPPFLAGS="-framework Carbon"

上のように環境変数を設定してから、configure & makeしないと、wineのコンパイル時に、"dyld: lazy symbol binding failed: Symbol not found: _FSPathMakeRef Referenced from: /usr/local/lib/libfreetype.6.dylib Expected in: flat namespace"というようなエラーが発生する(この部分はto build fonconfig-2.3.95 under OS Xを参考にした)。

freetypeをインストール後、wineをビルド&インストール。

英数字以外の文字が消えたり、化けたりするが、R2WinBUGSからWinBUGSを使う分には問題はない。