シイの分布拡大 [環境]
昨日、「シイノキの分布拡大は是か非か」というシンポジウムに行ってきた。以下、個人的なまとめ。
- シイ(ツブラジイ)は確かに1960年代以降、東山において分布を拡大している。また今後も拡大を続けるだろう。
- 東山のシイ林は、シイのみが優占しており、多様性の高い本来の照葉樹林とは異なっている。イチイガシなどは京都盆地からほとんど姿を消している。
- シイ林をアカマツ林に戻すには、相当のコストがかかる。一方、シイ林を管理するにもコストがかかる。
- かといって単に放置することは、人と森林との関わりがなくなるということになる。
- 京都周辺の森林については、景観的・文化的な観点も必要である。
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