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近刊: 大台ヶ原の自然誌 [本]

7月20日に下記のような本が発売となります。私もちょっとだけ書いています。

【書名】大台ケ原の自然誌 ー森の中のシカをめぐる生物間相互作用ー
【編者】柴田叡弌・日野輝明
【発行】東海大学出版会 http://www.press.tokai.ac.jp
【発売日】2009年7月20日
【ISBN】978-4-486-01830-8
【体裁】A5・上製・328ページ
【定価】定価3675円

※ 版元のウェブページにはまだ情報がないようです。

目次

第1部 大台ヶ原の自然環境  
 第1章 大台ヶ原の植生とその現状 横田岳人
 第2章 大台ヶ原の植生の歴史 高原 光
 第3章 大台ヶ原のユニークな昆虫類 岸本年郎・日比伸子
 第4章 大台ヶ原の哺乳類相とその現状 福田秀志
 第5章 大台ヶ原のニホンジカ 安藤正規・合田 禄

第2部 シカが森林植生におよぼす影響  
 第6章 シカが森を食う 横山昌太郎・釜田淳志
 第7章 シカはなぜ樹皮を食べるのか 安藤正規
 第8章 シカによる樹幹剥皮が種子生産、成長,風倒におよぼす影響 柴田叡弌
 第9章 食われると姿を変えるササ 横山昌太郎
 第10章 シカの採食によるササ現存量の変化 辻 涼子・松村光子・横田岳人・佐藤宏明
 第11章 シカの影響の有無によるササの光合成能力の変化 酒井 敦・森さやか・田草川真理・澤井 優
 第12章 ミヤコザサ草原の拡大 安藤正規
 第13章 防鹿柵設置による林床の変化が樹木の更新に影響する 柴田叡弌・クマールシャリニ
 第14章 トウヒの更新は林床微地形が鍵 木佐貫博光
 第15章 シカとササは樹木の更新にどのように影響するか 伊東宏樹・日野輝明
 第16章 シカがササを食べると森林土壌はどうなる 古澤仁美

第3部 シカによる森林改変が動物におよぼす影響  
 第17章 シカがササを食べると針の短い寄生蜂が得をする 上田明良・田渕 研
 第18章 シカがササを食べると地表性節足動物の顔ぶれが変わる 上田明良
 第19章 糞虫群集の多様性におよぼすシカの間接的影響 佐藤宏明
 第20章 シカの生息が土壌動物群集におよぼす影響 伊藤雅道
 第21章 シカによる森林改変が鳥群集を変える 日野輝明
 第22章 防鹿柵は野ネズミを増加させトウヒの更新を妨げる 柴田叡弌

第4部 森林生態系の再生にむけて  
 第23章 森林生態系保全再生の取り組み 樋口高志・樋口香代
 第24章 シカの保護管理計画 黒崎敏文
 第25章 シカとササの相互作用の動態にもとづく森林生態系管理 日野輝明・柴田叡弌
タグ:大台ヶ原
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コメント 2

春分

ほんとうだ、お名前が。
でも、「シカがササを食べると針の短い寄生蜂が得をする」の方が
タイトルとしてはキャッチーかな~。
by 春分 (2009-07-09 21:10) 

hiroki

なるほど、たしかに。
by hiroki (2009-07-09 22:52) 

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